「消防士だってこと、誇りに思ってください」
佐倉先生(洋さん)が言った言葉ですね。
震災で傷ついているのは、一般の人たちだけじゃないんです。それを救おうとした側も傷ついている。体だけでなく心も。
阪神・淡路大震災の教訓から、「ポンプ隊(消防隊)は消火活動にのみ専念すること。」と決定された。そのため、その場所にどんなに助けを求める市民が居ても助けられない。このことで救急隊員達の心も深く傷ついていた。眠りについてもうなされるばかり。体の傷は完治に向かうものの、心の傷はまったく癒えなかった。佐倉先生も陸上選手「コマネチ」の話をするが婦長に間違いを指摘され、楽しませようとしたことも裏目に出てしまう。
一方、”「助けて、助けて」と叫ぶ市民を居置き去りにした”という報道が流れてしまう。官邸で被害状況だけを報告する寺泉に報道陣は「消防隊員が市民を置き去りにしたのは本当ですか?」と何度も質問攻めをする。「彼ら(消防隊員)の耳に入らないようにしてもらいたい」という寺泉に進藤先生は「彼らが市民を置き去りにしたことは事実だし、消火活動に専念したことも事実。そういわせない様に、自分で発言したらいい。」知ったような口をたたくなという寺泉にこう言う。「物を運び、人を運び、汗を流して避難所にいた時のあなたのほうが、議員に見えた。」
そこで遂に寺泉が質問に答える。
火災は何十万棟とあり、何万人という人が火災が原因で死亡した。しかし、それ以上の被害を食い止めるため、彼らは消火活動に専念した。阪神・淡路大震災後に決定された「消火活動にのみ専念する」という仕事を彼らはまっとうした。そういうことが分かった上で報道するのはかまわない。
しかし、あの時、燃えさかる炎を止められるのは、彼ら消防隊しか居なかった。
涙なしでは見れませんでした。
このドラマを見なくてはそんな部分まで気付かなかったと思います。
阪神・淡路大震災では、消防隊も救助活動をしたために被害が拡大したそうです。
消火活動に専念するということが私たち市民にとってどれだけひどいと感じることかわかりません。でも、被害を広げないように食い止めるということ、究極の選択かもしれないけど、それが彼らの仕事であり、その仕事をまっとうするのが使命なのです。
この報道をラジオで聞いていた消防隊員は、「リハビリを始めてみるよ」と、徐々にではありますが立ち直ることができました。
さらにこの後、「コマネチ」の情報をずっと調べていた佐倉先生が、コマネチが辿った半生を語りだします。それでこのブログの冒頭にある言葉に続くわけです。
☆コマネチさんの半生が知りたい人は
こちら。